先日来、聞き書き・大田区民の会として活動に参加していた
蒲田今昔写真展が終了しました。
昭和ヒト桁に生まれてずっと蒲田周辺で暮らしてきた方は、
戦前の写真もぜひ探してほしいとおっしゃっていました。
蒲田は昭和20年の4月15日に空襲を受けて
ずいぶん焼けてしまったそうです。
多摩川に逃げた人が大勢いてたくさんの人が亡くなったそうです。
古い写真の場所が特定できていなかったものが、
来場者の方の記憶から判明したものもありました。
駅舎や駅通路の写真では、
「ここを毎日通ってた」という人が何人もいて、
いまはご年配の方々が、
「中学生だった」「高校生だった」
と懐かしそうにお話されました。
「学校の規則でお下げ髪だったわ〜」
と、71歳だというご婦人が笑っておっしゃいました。
買い物で通っていた商店街の写真、
陸橋の開通式・・
みんな、それぞれの節目節目の思い出とともにある
街の風景だということが伝わってきました。
今度は隣りの地域についてもやってほしいという要望も
たくさんありました。
駅ビルの企業と観光協会と住民ボランティアが協力しあって、
自分の街を愛する気持ちを盛り上げるのは
とても良い企画だと感じました。