わたしも鉄瓶を使っています。
「わたしも」というのは、ずいぶん使ってる人が多いと思うから・・
わたしの鉄瓶は古いものです。
詳しい時代はわかりませんが。
骨董屋さんが店で使っていたのを譲り受けました。
「いいですね、売りものですか?」
と尋ねたら、なんでも売りますよ!
と言われ、わたしのものになりました。
実際、アラレの、飽きのこなそうな、質実剛健な感じの鉄瓶で、
ひと目見て惹かれたんです。
細かいことはわかりませんが、
アラレの突起がかなり深くついています。
そして、鉄瓶を買うときにおすすめな点が、
注ぐときにフタが落ちないところです。
これは直角まで傾けてもフタが落ちません。
フタの上部がへこんでしっかりと本体にはまりこんでいるからです。。
鉄瓶をすすめると
手入れがたいへん、とか、
錆びるのを心配したりする声が多いんですが、
それは取り越し苦労と言っていいと思います。
鉄瓶でお湯を沸かして、
沸いたら急須やポットに移して鉄瓶はカラになりますよね。
そして、そのまま鉄瓶を今わかしていた
ガスの五徳の上に放置しておけば、
中の水分は飛んで乾きますね。
そうしておけば錆びません。
濡れたままにしておかない、というだけです。
ガスでお湯を沸かす場合、
わたしは弱火〜中火くらいで沸かします。
強火だとバーナーであぶるようになって、
鉄に良くないらしいからです。
この点については分析したことはないんですけど。
更けゆく秋の夜、木枯らしの音を聞きながら、
静かに鉄瓶でお湯を沸かし、お茶を飲みながら、
本を読む、
ラジオを聴く、
が癒しになりますわ〜
または、買い集めた古布なんかを抽斗から出して眺める・・
これは、秋の柄のちりめん布です。