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家の中あれこれ

有次かつお節削り箱 かわいいやつです

かつお節削り箱。

 

わたしも使っています。

かれこれ20年ものです。

サザエさんのフネさんのような・・

または、向田邦子ドラマのお母さん像のような、

そんなふうに、模範的な使い方はしていませんが。

わたしの愛用品、>>有次 かつお箱

高島屋オンラインストアさんで売っているのを発見しました。

割烹着でかつお節を削るのが一日の始まりで・・ってなわけにはゆきません。

わたしの場合は、使う余裕のあるとき使う、って感じです。

それは朝だったり夜だったりいろいろで、

一週間くらいちっとも使わないときもあります。

それでも、削ったばかりのかつお節の香りの良さを知っているので、

しばらく登場しないと、

あ〜そろそろあれでお味噌汁を作って食べたいな〜 と思います。

お椀に湯気の立つお味噌汁が揺れて、

かつお節の香りが立ちのぼってくるよろこびは、至福です。

かつお節を入れておく引きだしがついてますからセットにして

スタンバイしておけますから便利です。

 

うちでは目下、お鍋たちの横に位置を占めています。

食器棚の中だった時代もあったかな。既に幾星霜・・

P1030581

京都有次さんのを購入したのは、

デパート(たしか日本橋の高島屋さんです)にそのお店の人がいて、

実物を見ながらいろいろ説明を聞いた結果でした。

実際に削って見せてもらったと思います。

音も気持ちいいんですよね。

ところが、使ってどれくらいしたころか、削れなくなってきたんです。

だんだんと削れ方が違ってきて、削ったものが粉のようになっちゃいました。

「??」

と思いつつ使っていると、手の感触もそれまでみたいに、

「シャッ、シャッ」

といういい感じではなくなってきました。

なんとなく、ひっかかったりゴリゴリいったりします。

するとだんだん使うのが億劫になって、使わなくなっちゃった期間もありました。

そのうちどこからか、

刃を金槌かなんかで叩いて調整することを聞いて、

コンコンとやってみました。

 

道具って、そういったちょっとした調整が大切なんですね。

単純な道具なだけに、

使っているうちにちょっと狂ってくるのをちょっと直す、

また使ってるうちに狂うから直す。

そのうちに自分の手の癖が相手の道具に移っていって

自分の使い勝手に合った道具になっていって

愛着みたいなものがわいてくる

・・っていう寸法になっているんですよ。

その過程ったら感動的です。

台所道具を長く使うって、すてきなことだな

と実感するのもこんな時。

ところで、かつお節は、関西のと関東ので違うんですね〜。

いつか、京都へ行って、遊山半分に関西のかつお節を買ったら、

やっぱり、あずまえびすのわたしにはなんとなく違う感覚のお味でした。

今はおもに、築地の場外市場で買ってま〜す。

この道具が使われなくなったのは、

削り節や顆粒だしが売られるようになったこと、

味噌汁を飲まない食事が多くなったこと、

かつお節箱の刃の調整が面倒なことかな、と思います。

でも、一家にひとつ、あってもいいとわたしは思う。

手に慣れちゃえばかつお節を削るのはちっとも面倒じゃないし、

(なにしろ、かつお節とかつお節削り箱はセットで目の前にあるんですから)

削り節を買うよりだんぜんだんぜん経済的だし、

ゴミも減るし、

具だくさんのお味噌汁を作れば

かえって手軽にいろんな栄養素がとれるし。

材質が木なので、使うほどに色が変わって味が出てくるし

これといって欠点のないかわいい道具がかつお節削り箱です。

>>有次 かつお箱

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