浄瑠璃って、三味線の伴奏による語り物。
人形がつくと、人形浄瑠璃。
2014年1月11日(土)、説経浄瑠璃鑑賞会が開かれることを知り
聞きに行きました。
板橋区成増のアクトホール
この日の出し物は、義経主従一代記のうち
「佐藤館義経真岳対面段」
義経主従一行が、奥州の佐藤継信・忠信兄弟の家を
それと知らずに訪ねて一夜の宿を乞い
兄弟の母と話すうち、
次第に互いのことがわかってくるという場面です。
歌舞伎の義経千本桜の川連法眼館の場に出てくる
忠信の家ということですねー。
解説してくだってから聞くので、内容がよくわかり助かりました。
説経浄瑠璃は弾き語りです。
日本のあちこちでこうして語られる浄瑠璃をたくさんの人が聞いてきたんだなー、と感じさせる芸能だと思います。
三味線とともに語るかたちは、江戸時代くらいには
日本人の感覚に染み込んでいたんじゃないでしょうか。
「間」のいい三味線と語りは、聞いていて気持ちのいいものです。
説経浄瑠璃は、一度ならず衰退しそうになってはまた受け継がれ・・
という経過をたどってきたそうで、これからも続いてほしいと思います。
なんか聞いていて落ち着く、というのか
これどこかで接したことのある音、というのか
そんなことを感じる芸能です。