お琴のおけいこだからといって
「優雅」な雰囲気だとはかぎりません。
むしろ、ふだんはからだを使う「運動」っぽいというほうが合っています。
腰をきちっと据えないとと良い音は出せないし。
そんな中できのうは、近くのお宅へうかがって
「六段の調べ」のおけいこをしました。
六段を1人で弾きたい、それも楽譜なしで。
という意志でやっていらっしゃる方です。
50代のわたしよりだいぶ年上の方でもあり
あんまりあわただしいお稽古はどうも・・・
というご希望で
都合が合うときにおうちにうかがってお稽古します。
きのうはおうちでお昼をご一緒したり
お芝居の話をしたりも込みで
わたしにしてはいつになく余裕をもったお稽古日となりました。
「六段の調べ」の最初のほうを、
一緒に弾いたり1人で弾いたり・・・
何度も繰り返してがんばりました。
お庭の植物に季節を感じつつ、
昔の良きことを思い出しつつ、
お琴を通して時間を共有することが充実していて
その昔、こういうお稽古をしていたお嬢さんや奥さんたちがいたかもしれないなー
と想像を巡らせました。
年内にもう一度くらい六段をおさらいできるといいな、と思っています。