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一の酉~久保田万太郎~江戸の人々への連想

きょうは鷲神社の酉の市。
一の酉。
大森駅前の鷲神社でも、
小さい境内ながら熊手の店が出ています。
江戸から続く行事があるのはいいもんです。

酉の市というと「寒い」「冬」の行事というイメージだけど
東京ではまだ薄着で平気なくらい。

久保田万太郎『三の酉』で、
次の年の三の酉までに・・・
というのが思い起こされる。
酉の市の季節になると
この作品を読みたくなるんだ・・・。
その賑わう下町の酉の市の様子や
にもかかわらず寂しい冬の雰囲気が味わいたくて。

昔の人たちが
「今年もこの季節を迎えられた」
と喜ぶ気持ちはひとしおだったでしょう。

岸本葉子『江戸の人になってみる』に
つくづくそうだったろうと書いてある。
いろんな流行り病、火事、地震に見舞われるから。
平均寿命にすると40代そこそこだったとされる江戸の人々です。

江戸の人になってみた暮らしのことが
いろいろ書いてあっておもしろく読めます。

たまたま、今朝のNHKの番組「朝イチ」で話していたことが
そっくりな内容だったので、奇遇に感じました。

家事代行サービスのお話です。
江戸でもそういうサービスはけっこう利用されていたんではないかとこの本の中にあって。
そのサービス業に就く女性がいるわけで
その人も別のサービス業の助けを借りて・・
という循環があったにちがいないという想像が成り立っています。
納得させられます。

町の女性たちも、子守や針仕事を請け負ったり
武家に奉公したりと社会に出る機会があったことだし。
別段、現代特有のことではないように感じられてきます。

この本、「お江戸の一年」の章と「お江戸の一日」の章があって
それぞれ楽しいのですが、
「お江戸の一日」が、より具体的で身近で
読者も実体験できそうな気持ちになれます。

肌寒くなってきたので
うちでも火鉢を使い始めようかと思います。

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