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「文士のきもの」のたたずまい

ふとした用事で初めて降りた駅。
時間のあいまに古本屋さんを発見し、
古本好きとしては当然はいりますわ~

そうして、自分の嗅覚のおもむくままに
棚のあいだを逍遥しているうちに、
好きな本見つけた~~

今回はこれでした。
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きものに興味あるので手にとって
目次を見たら
これですもの・・・
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さいきん縁がある久保田万太郎もはいってて、
即、「買います。」と心の中で言ってレジへ。
草古堂 検見川店さんです。

検見川駅2階の通路に「この階段下です」っていう看板があったので行きました。
外を通ったときには気がつかないくらい何気ないお店。
類語辞典なども揃っている良きお店とお見受けしました。

で、本ですが、中にはそれぞれの人の写真がはいっていて
それがかなり味わえます。
うちの夫など、その中の1枚、
歌舞伎俳優2代目左團次の写真に惚れ込み、
床屋さんに行って「こんなふうにしてください」と頼み
若い床屋さんに「いったいこの人だれですか?」
と言われたそうです(笑)

けど、2代目左團次の写真、
すっっっっっっごく すてきなんですよ!!!

ちょっとお見せしますと
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こんなです。
(髪型的に見るとただの角刈り?みたいではあります?)

永井荷風の友人で『断腸亭日乗』に出てくることから
写真が載ったようです。
これを美しいと思う人は古い人なんでしょうか。
古い人と言われようと、美しい! と思います、断然。
姿勢とか「たたずまい」が、美しさを増しているんですかね。

ってことで、初めての街でも古本屋さんは
喜びを連れてきてくれました。
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たくさんの人の気持ちと時間がこめられた物

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一言、「すごい!」。

東京子ども図書館に敷かれた新しい「じゅうたん」。
最新号の「暮しの手帖」に紹介されているそうです。
残念なことにまだ知りませんでした。
先日訪れていきなり対面してびっくりしました。
一つ一つを、だれかが、ひと針ひと針。

たくさんの人の気持ちと時間がこめられている! そのことが
見るわたしたちの心に迫ってくるのでしょう。

東京子ども図書館は
「子どもの本と読書を専門とする私立の図書館です。
1950年代から60年代にかけて都内4カ所ではじめられた【石井桃子のかつら文庫】、【土屋滋子のふたつの土屋児童文庫】、および【松岡享子の松の実文庫】を母体として1974年に設立、2010年に内閣総理大臣より認定され、公益財団法人になりました。」(東京子ども図書館ホームページより)
という図書館。

一人ひとりが小さなことで、だれかの心にともし火をともす。
それが
すばらしいことだと思えるようになる土壌が
本によって作られる、
っていう側面、あると思う。

「暮しの手帖」では、前の号でも
松岡享子さんの雪の結晶の刺繍について載っていました。

最近、手芸のたしなみまったくなしのわたしも
ちょびっとずつ手を動かしているところだったので
なんとなくうれしく共感しております・・・
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東京子ども図書館でこれも買いました。
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大槌町の「ミツコ」さんが作ったかわいいプローチ。
これをつけて子どもたちに
図書館の紹介やおはなしをしたらいいな、と思っています。

 

東京子ども図書館では、良い本なのに絶版になって
今では読まれるチャンスが減ってしまっている本の
復刊キャンペーンもおこなっています。
リストに「あ、この本!」と思う本があるかもしれません。
見てみてね。

あ、「まだ」そこにははいっていないけど、
図書館では、書庫にはいってみんなの目に触れない
良い本っていうのも
けっこう多いですよね。

たとえば、『木馬のぼうけん旅行』とか。
だれかが悲しんでいるのを見るのがきらいな「木馬」の
お話なんですが、
子ども向けの幼稚な話、と思い込まずに、
読んでみてほしいです。

おとなが心洗われる臨場感ある物語です!!
紹介をここに↓↓↓↓書きましたので

「他の人が悲しんでいるのを見るのがきらいな」
少しでも「そうなの~?」と感じた方、
見てみてください~
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久保田万太郎 あきくさばなし、釣堀にて

みつわ会第二十回記念公演
「あきくさばなし 釣堀にて」
行きました。
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人間が存在して日々を過ごしているのを
しみじみと描いていて、
人間って、小さくて弱いけど、
あたたかくて
いっしょうけんめいに生きる
生き物なんだな・・・
と感じました。

つつましく、まっとうに生きる人たちが
しゃべる会話の一言一言が
心にしみこんでいく味わいがあります。

大事件があるわけじゃないけど
お互いの間にさざ波が立ったり
悩んだり
まちがったりする
そんな毎日が描かれています。

俳優さんたちのせりふがきれいで
気持ちよく言葉に没頭できる気がしました。
庄吉役の田口守さん、直七役の中野誠也さんは
さすがの味わいだったように思いました。
その時代はこうもあったろうか、とか
気持ちのゆらぎが自然に伝わってくるところとか
心地よかったです。

あきくさばなしの舞台は昭和二十年七月
釣堀にての舞台は昭和初めごろの十二月
でした。

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久保田万太郎で良き出会い

久保田万太郎を好きな人って、
今どきそんなに多くないよね~
と、思っていました。

久保田万太郎と言っても、
小説、戯曲、随筆、俳句で
それぞれ好き嫌いが分かれるとは思いますが。

ある日ツイッター上で「久保田万太郎」で検索したら
人形町のギャラリーで開かれている
大高郁子さんの個展を知り
出かけることができました。
『久保田万太郎の履歴書』の出版記念展

まさか今ごろ久保田万太郎がこんなにとり上げられているとは
知らなかったので、個人的には驚きました。
もっと前に大高さんのことを知っていれば
驚かなかったのに、すみません・・・。
でも、このたび知ることができて、
ほんとに良かったです。

溝印刷の横溝さん(知り合いではないのに親しげ?)が
以前から万太郎俳句に惹かれて
好きな句で栞を刷ったりしていらっしゃったということも知り、
そういう人がいたんだな~
なんて素朴な感動を覚えたりも。
同好の人を見出した喜びというか。

で、久保田万太郎愛読者としては
大高さんの作品全部をじっっっっっっくり時間をかけて
見てきました。
どれもどれも、とっても味わい深いものなので。

そうしていよいよ最後にご著書を購入して行こうと
「すみませ~ん」
と奥へ声をかけると、
あんまりよく見ているので関係者の方かと思いました、
と言われてしまいました。
たんなる愛好者なのに、
しつこく見すぎて恥ずかしい・・・

で、折しもその日は雨ふりで、ギャラリー内がすいていたので
大高さんとお話させてもらってきました。
久保田万太郎を知って好きになったんですね、と言ったら、
今もすきじゃない!
っておっしゃったので、
「え~~?!」
なんて、笑っちゃいました。
誤解のないように付け加えると、「小説は」
好きじゃない、ってことで。
それはわかります。
わたしは小説ももちろん好きですが
「これは嫌いな人も多いだろうなーー」
と冷静に認めてます。

大高さんのご著書と名刺版久保田万太郎句抄、買わせていただきました。
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で、久保田万太郎作品のお芝居上演がもうすぐ。
みつわ会さんの公演、毎回楽しみにしている一人です。
みつわ会公演公式ブログ

それでさらに、
うれしくなって、ずっと前に古書展で買った、
「ボロボロだけど胡蝶本」(笑)の
久保田万太郎『浅草』を出してきて
味わったりしております次第で・・・IMG_1515

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永井荷風の「小説『浅草』の跋」なんかも、
時代を映して感慨深いです。
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良き出会いをありがとうございます。

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街の古本屋さん、ばんざい!

街の古本屋さんが少なくなっていくのを
残念に思っています。

そんな中、近所の大森界隈でふだん行ける古本屋さんが
松村書店さん!

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詳しいことは知らなかったのですが、
きょう、店先の写真を撮ったら
左上、商店街の電光掲示板に
「創業50年、当代30年
山王のお客様のために
古本を提供しつづけています。」
と、ありました。
古そうな感じはしていたが・・・

山王は以前は現在にもまして、
古本を売ったり買ったりする人たちが
多く住んでいたことでしょう。
文士村って呼ばれてた時代もその昔あったことだし。
馬込文士村

松村書店さんの品揃えは
お客さんの顔を思い浮かべながら並べているんだろうな
という感じがします。
それか、ある棚は、ある人が持ち込んだ本が
並んでいるのかもしれない。

営業している時間帯に前を通ると
たいていふらっと覗いてきます。
で、趣味が合うというのか、
たいてい「わ~、買おう!」
という本と出会っちゃうんです。

きょうはこれ。
武満徹・川田順造『音・ことば・人間』岩波書店
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最近、やっぱり武満徹の音楽って
知らないで小耳にはさんだときに
「ん? これなんだ?」
と、足を止めさせる魅力があるな~~
と再認識したところだったので
思わず読みたくて買いました。

街の古本屋さんばんざい!
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