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だれもがこの物語の主人公になる

築50年あまりの木造アパートに暮した13組の住人たちの、 平凡だけど一様でない日常。 町を歩いているだれもが主人公になる可能性のある 物語っていう気がします。 一から十三、 名字につく数字からわかる13組の住人たちが、 […]

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おとなの心に効くはなし

『むささび星』を読みました。 九州、飫肥は杉の産地。 何百年も昔から、人々がこつこつと植えて育ててきた杉が 山一面に美しく並んでいます。 村の人たちは、杉といっしょに生まれ、育ち、年をとっていきました。 かつて、さし木に […]

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人生をもうちょっと「まし」にしたいのに

神保町のブックハウスカフェで ささめやゆきさんの本を集めて展示していました。 >>神保町のブックハウスカフェ で、以前読んだ『ヴァンゴッホカフェ』を思い出しました。 ヴァンゴッホカフェでは、 お客たちにも魔法 […]

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他の人が悲しんでいるのを見るのがきらいな・・

この本を読み終わって、パタンと裏表紙を閉じたとき、 ひとりでに 「おもしろい。 ・・・しかも、勇気づけられ、心あたたまる。」 と つぶやきました。 木馬のぼうけん旅行 (福音館文庫 物語) 木馬が生きて冒険するって、幼い […]

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生きにくいけど生きていく全大人に

映画 「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」 を見た帰りに、 地元の図書館に寄った。 ディキンスンの詩を読もうとしたのだ。 で、関連の書架を見て移動しているうちに、 このタイトルを見て、手にとり、適当なページを開くと・・ […]

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転んだらけがをするかもしれないけど

『転んでも、大丈夫 ぼくが義足を作る理由』 転んでも、大丈夫: ぼくが義足を作る理由 (ポプラ社ノンフィクション) posted with ヨメレバ 臼井 二美男 ポプラ社 2016-08-05 Amazon 楽天ブック […]

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人とのつながりが喜びをつれてくる

敗戦がわかって 旧満州の奉天で、安全な場所をさがして逃げる途中、 父と同じ会社で働いていた中国人、徐集川(じょしゅうせん)さんに ばったり会い 物置の屋根うら部屋に住まわせてもらった。 この偶然がなければ、 ちばてつやさ […]

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日本の怪談はどの国のより群を抜いて怖い

古典をわかりやすく現代語にした本だろうなー と思って読み始めると、 登場してくるのは、ファミレスでドリンクバーの カルピスとメロンソーダを飲んでいる高校生男子。 次のコミケに出すもののアイデアがなく悶々としている。 それ […]

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「義太夫を聴こう」と呼びかけるのはなぜ?

橋本治さんの小説の書き方は義太夫? ・・・まさにそうだと、ご本人が答えています。 それがどういう意味かはひと言では説明できませんが、 「ここでテーンと一拍はいる」とか考えて書くことはあるそうです。 義太夫を聞いたことがな […]

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「負けない力」って、何に負けない力?

途中ちょっと、ぐるぐる・どうどう、 理屈こねすぎ~ と感じる部分もあるけど、 生きるのに大切なことが随所に散りばめられている本だと思います。 「知性がある」「頭がいい」「勉強ができる」 この3つを同じと思う向きも多いです […]