らでぃっしゅぼーやさんの商品が並んでいる中に味噌があるのをみて、
味噌を作ったときのことを思い出しました。今まで2回作ったのですが、
記録を見ると、2度目が2008年のことでした。
まだ今の家に来る前、
三鷹で築60年の平屋の家を借りていたときです。
これは、大豆を煮たあとに、
部屋で味噌玉を作って樽に仕込んでいる写真です。
材料は八王子の豆屋さんから送ってもらいました。
大鍋と樽を一回目のときに合羽橋で買ったのです。
その時は都心で長屋式アパートに住んでいて
毎日近くのお風呂屋さんに行っていました。
それぞれ違った楽しい生活でした。
・・・で、味噌。
鍋と樽があるんだからまた作りたいものです。
これは、平屋で玄関が広かったので、
味噌のはいった樽を玄関に置いていたときのものです。
昔の家はちっちゃい家でも玄関と床の間が
アンバランスなくらい広いな〜と思います。
四畳半・六畳・三畳に台所という間取りで、
戦中戦後にかけて三鷹に住んでいた
太宰治が借りていた借家の間取りも構成的には同じでした。
もちろん今は違う家になっていましたが、
場所は私が借りていた家のすぐ近くでした。
借家なのに庭があり、こうして樽を干せてのどかでした。
干した樽を縁側に取り込んでお茶を飲んだことも
とってもうれしかったので写真にとってあります。
よく見ると椅子の後ろに樽が写っています。
「あのころはみんな貧しく銀河濃く」
っていう俳句?川柳?を
どこかで見かけましたけど、
そんな風情を醸し出している生活だったかもしれません。
お皿にのっているおやつが安い蒸しケーキだし・・
らでぃっしゅぼーやさんの天然醸造味噌を見たことから
そんなことを回想しました。材料を確かめたところ
大豆・米・塩 とありました。
たいていスーパーで売っている味噌はアルコールがはいっているけれど
やっぱりそこが違います。