風鈴
明珍火箸風鈴をかけてみました。
小さな妙なる音色が細く長く響き、
ガラスの風鈴とはまたひと味ちがった風趣があります。
遠い昔の日々へ誘ってくれるような郷愁を帯びた音でもあります。
暮らしのなかにそんな部分があると、
一日が彩り豊かになるように思います。
ラジオから流れてくるふとした音楽や
音の風景とともに、
耳からさまざまな情感起こさせられることは、
読書など目からはいってくるものから起こさせられる感情とは
少し違うもののような気がします。
生きてきたどこかの時に心を動かされた思い出が
音から呼び起こされることがあるんでしょう。
人間やってる時間が長くなってくると、
いろんな失敗や後悔や苦い思い出が
少し美しさを帯びてくるってことがあるのかな〜
むかし希望ばかりを持ってたころとは違った人生になってる自分を
憐れんだりいとおしんだりする心があるんだよな。