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心にうつりゆくこと

リブロ池袋 夏の古本まつりへ

1日に池袋リブロ古書展に遊びました。
毎年訪れて楽しんではいますが、今回はとくにおもしろくて、
会場にはいって最初の棚だけで20〜30分は眺めていました。
今回も映画関係の本をテーマに持ってきているお店があるようで、
古い日本映画の監督についての回顧や、作品制作時の思い出のような、映画関係の人々による著作がたくさん見られました。

図書館で読める本は基本的には買わなくてもいいや、と思っているんですが、本は出会いで、実際その本が図書館にあるとしても、忘れちゃったりいろんな理由で結局読まなかったりすることもあって惜しいので、古書展ではそのあたり迷います。

古い日本映画もののほか、歌舞伎や文楽や新派などのお芝居ものも好きです。最近、『演藝画報』を見なくなってしまったけど、どこへ行っちゃったのかな〜と思っています。そのほかの分野では、近代文学ものはやっぱり多くの古本好きの人々同様に気になります。

1日は、あまりのおもしろさに夢中で棚から棚を目を皿にして歩き回りましたが、3分の2ほど見た時点で、目と足の疲れを覚え、かと言って、いくらなんでも全部見ずに帰ることはできず、近くのカフェドクリエでコーヒーを飲んで休憩を入れました。10分ほど深呼吸したり背中を伸ばしたり目を押さえたりしたあげく、またいそいそと会場へ戻りました。
どのお店も知らないお店ばかりだと思うとよけいに目が離せない気持ちになります。

目録の表紙の「夏の古本まつり」というタイトルの上に「宝さがしのようなワクワク感をあなたに!!」とある言葉にかなりぴったりくるうちの一人でしたね、確かに。
ちなみに「古本祭り」と「古本まつり」は、どっちがうきうき感を高めるだろう・・?「祭り」もけっこういい雰囲気を出すように思う。
今回購入した本は、休憩前に

集英社新書『天才アラーキー写真の方法』
林えり子聞き書き『宵越しの銭』河出書房新社
朝日文庫 池波正太郎『私の仕事』
『現代俳句文学全集 久保田万太郎』角川書店
休憩後に
「彷書月刊」2005/5
山川静夫『そうそうそうなんだよアナウンサー和田信賢伝』岩波書店
渡辺保『名女形・雀右衛門』新潮社
『文楽 吉田玉男』演劇出版社
でした。
ほしい本を安く買えてうれしい気持ち。
『文楽 吉田玉男』が重くて帰りがたいへんでした〜。
それにしてもこれだけに絞るのが辛かったです。最後に、もうどの棚も見たとわかってはいても、まだ未見のところがありはしないかと未練が残るほど楽しい催しでした。[E:happy01]

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