ふきんでスグレモノはないかと、
漂流を続けていました。
いろんなふきんを使ってみると、
良いところもあるけど欠点もある・・
っていうのが、ほとんど結論というふうに
思います。
あるふきんは、
模様がきれいだけど、水分を吸い取るとまもなく、においがどうも気になる。
あるふきんは、水分の吸い取りがいまひとつ。
あるふきんは、
厚手で吸い取りはいいけど、乾きがわるいので、すぐにしっとりとぬれてしまう。
・・・とか、
それはもう仕方がないと思っていました。
そのうえで、
いろんなふきんを使いつつ、
それぞれの良いところを楽しめばいいか、
という感じに落ち着いていたような。
そんなとき、デザイントラベルさんのスペースで買った
奈良の「白雪ふきん」。
「白雪ふきん」の名前は聞き知っていたんですが、
買う機会はありませんでした。
初めて使ってみました。
けっこういいかも![E:sun]
デザイントラベルマークがつけられていました。↓(ぼやけててすみません)(;ω;)
いい点は、
1、まず水分をよく吸い取る・・・ふきんの必須条件ですよね。
パッケージにも書いてあるとおり、
8枚重ねとのことで、そのせいか、
拭いていて、適度なしっかり感があり、たよりがいがある感じ。
2、で、8枚重ねなんだけど、ふきん掛けに掛けておくと乾くのが早い。
だから、次に拭くときには再び乾いた状態に戻っていてくれる。
3、サイズが大きすぎず小さすぎず、使いやすい。約30センチ×35センチ。
お皿やお茶碗にも、手にも、ちょうど合う大きさ。
これがわたしが数日使ってみての ベスト3ですが、
なんとなくいいな、と思う気持ちを
後押しする要素がいくつかありまして、
蚊帳生地を使っているということ・・・
奈良の蚊帳は古来、繊維としての信頼感とか
日本人としての郷愁感があります。
わたしは手触りからして、てっきり麻かと思っていたら、
綿とレーヨンで、レーヨンは木から作られる繊維なんだそうです。
もともとは、蚊帳生地を裁断して出たハギレを縫って
自家用にしていたのが
商品誕生のきっかけだとは。
世の中そんなものだ~
一度洗ってから使いますが、洗う前はこんな感じに硬い。
東大寺の大仏様のお身拭いに選ばれたふきんだそうで、
なるほど、知る人ぞ知るものなのかもしれません。
それから、良い点で見逃せないのがお値段。
2枚はいっていて470円ほどですから、
リーズナブルと言えます。
どんどん使って、汚れてきたら台ふきんにし、
雑巾に使いまわして、というふうになりそうです。
高森寛子『美しい日本の道具たち』でも紹介されたようです。
気に入る台所道具に出会うのは、うれしいものですね。
価格:473円 |